熊谷守一展   墨・版画
Morikazu Kumagai Exhibition

熊谷守一

2026.03.12[Thu] ―  2026.05.31[Sun]

目次

Title

この度、熊谷守一の墨彩画・水墨画、書、版画における大変貴重な作品群を販売いたします。


「時代を超えて新鮮で、常に新しく、今を生きている絵」


熊谷守一は草花や虫、猫など身近な題材の形を極端に省略し、はっきりとした輪郭、少ない色数で独自の美を追及してきました。

この単純さがみるものを魅了し、近代美術における特異で重要な存在となり、日常の中に普遍的な美と哲学を見出し、流行や評価から距離を置きつつ、独自の芸術世界を確立しました。
熊谷の書や墨彩画には、墨の濃淡やニュアンス、表現の豊かさによって文字としてではなく、より絵画的な表現がされている、画家として「描こう」としたおもしろさがあります。

本展では特に熊谷が好んで描いた文字や題材の代表的な作品をご紹介いたします。

 

作家紹介

Title

熊谷守一

くまがいもりかず

熊谷守一は赤色の輪郭線と簡明な色面による「モリカズ様式」で知られる近代画家です。1880年に岐阜に生まれ、東京美術学校(現東京藝術大学)で黒田清輝らに学ぶと卒業後の1909年には第3回文展で褒状を受け画家としての人生を歩み始めます。その後、郷里の山里で5年ほどの隠遁生活を挟み再上京すると二科会、二紀会に参加して広く活躍し、1977年に97歳で東京で没しました。

生誕地の岐阜には熊谷守一つけち記念館が、終の棲家を構えた東京には豊島区立熊谷守一美術館があり常時熊谷作品を鑑賞することができます。
熊谷は生涯に渡り多くのモチーフを描きましたが、特に光や命にまつわる作品が知られており、なかでも晩年に自宅からほぼ出ることがなく描いた蟻、蝶、猫、庭の花々といった身近な画題の作品は広く知られています。
また、人に流されることなく自らの道を歩んだ生き様は独特の魅力があり、熊谷が執筆した言行録『青蠅』(求龍堂)や、熊谷を取り上げた舞台「無欲の人 熊谷守一物語」(劇団民藝)、映画「モリのいる場所」(沖田修一監督、山﨑努主演)など美術以外の切り口からファンになる人々が多い異色の画家でもあります。

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